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日本ハム・玉井 来季サイドスロー転向も視野 腰のヘルニア発症で50試合登板が3年連続でストップ

スポニチアネックス 2024年10月27日 6時1分

 日本ハムの玉井大翔投手(32)が来季、サイドスロー転向も視野に入れた。4月に腰のヘルニアを発症した影響もあり、今季は21年から続いた50試合登板が3年連続でストップ。故障明けも球速が戻らなかったため今オフから腕の位置を下げ、より腕の振りやすい角度を模索してきた。本格的なサイド転向はまだ未定だが、大幅な変化も受け入れる覚悟でプロ9年目の来季へ挑む。

 ポストシーズンを終え、22日から始まった秋季練習。本拠地エスコンフィールドのブルペンでは、玉井が投球練習に励む姿があった。それも、サイドスローで。右腕は「遊びでやっているくらいの感覚なんですけど。腕を振りやすい位置を探してみたら?と、建山さんにアドバイスをもらったので」と、心境を明かした。

 プロ入りからリリーフ一筋8年目の今季は、4月に腰のヘルニアを発症。プロ入り後初の1軍未登板に終わり、21年から続いた50試合登板が3年連続で途切れた。故障明けは球速も低下し「全体的に出力も低かったですし、ケガの影響もあって(球を)押し込めていないというのもあった」と、今オフから試しに腕の位置を下げた。

 これまで右打者の懐に食い込むシュートが武器だったが、腕を下げたことで「高めに投げたらシュートするが、低く投げたら垂れながらシンカーみたいな」と、新たな武器となりそうな気配も感じている。「良かったら下げているかもしれないし、また(上手投げに)戻っている可能性もある。五分くらい」と手探りだが、サイド転向も視野に入れた。

 野球人生で初のサイドスローだが、玉井は「ちょっとサイドスローへの憧れというのがあった。ゲームとかでもサイドスローの選手を使ったり」と前向きだ。33歳となるプロ9年目の来季へ「やるしかないので。どういう形でも良いので、毎日投げるというのを目標にやりたい」と変化を恐れず、背水の覚悟で挑む。(清藤 駿太)

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