サッカーのサウジアラビア代表監督に22年W杯カタール大会で指揮を執ったエルベ・ルナール氏（56）の復帰が決まった。サウジアラビア・サッカー連盟が26日にSNSで明らかにした。
23年3月に母国フランス女子代表の監督に就任するためサウジアラビアを離れた同氏はSNSに投稿された動画で「私は復帰した。（サウジアラビアを）去るつもりはなかったが、母国に招かれれば応じないわけにはいかなかった。ファンや選手、サウジとの思い出を忘れることはできない。私とサウジとの物語は終わっていない」と語った。
19～23年に指揮を執った際はW杯で優勝国となったアルゼンチンを1次リーグで撃破。その後の連敗で16強入りを逃したものの、W杯史上に残る番狂わせを演出した。日本と同組の26年W杯アジア最終予選ではマンチーニ前監督の下で4試合を終えて勝ち点5の3位と苦戦していた中、体制を一新して巻き返しを図ることになる。