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秋巡業全日程終了 27日間で25会場、照ノ富士は相撲を一度も取らず九州場所に不安残す

スポニチアネックス 2024年10月27日 16時22分

 大相撲の秋巡業は27日、岡山県倉敷市の水島緑地福田公園体育館で全日程を終了した。

 10月1日の足立区場所から始まり関東、北陸、近畿、中四国の25会場を27日間で回る強行軍。境川巡業部長(元小結・両国)は「長かったけど、どの会場もお客さんがいっぱい来てくれた。季節の変わり目で喉を痛め、扁桃腺で熱を出した子も何人がいた。体調管理が難しかったが、力士は良く頑張ってくれた」と総括した。

 新大関の大の里が離脱したものの、秋場所で8勝に終わった琴桜、豊昇龍の2大関が稽古場だけでなくファンサービスなどでも中心になって引っ張ったことを評価。「コンスタントに2人がやってくれた。よう盛り上げてくれた」とねぎらった。

 その一方で秋場所を全休し今巡業から復帰した横綱・照ノ富士は土俵入りのみの参加に終始。途中で離脱し、終盤に復帰したが稽古では相撲を取ることはなかった。境川部長は「土俵入りだけでもしてもらうとね。相当膝も腰も痛そうだが、(綱の)責任は務めてくれたのでは。体にムチ打ちながらも責任を果たそうというのは感じた」と話すものの、九州場所まで2週間の段階で実戦稽古ができていないのは深刻。「自分は何とも言えないが、福岡入りしてからどれだけ仕上げられるか。これは本人しか分からないことだから」と同部長も数多の困難の克服した横綱の不屈の闘志に期待していた。

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