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京都MF川崎颯太「良い経験とは言いたくない」4強敗退に悔しさ

スポニチアネックス 2024年10月27日 20時19分

 ◇天皇杯準決勝 京都1―2神戸(2024年10月27日 ノエスタ)

 無欲で戦った2年前とは違った感情だった。タイトル獲得――。明確な目標を持って臨んだからこそ京都MF川崎颯太は悔しさをにじませた。「一発勝負は一つのプレーで勝敗が決まってしまうことがある。国立の景色、優勝の景色を見たかった。これを“良い経験”とは言いたくない」。22年に続く4強敗退。13年ぶりの決勝進出はならなかった。

 前半15分まではピッチ状況などで苦しんだが、その後は球際の局面などで戦った。勇気を持ってビルドアップをし、同33分には流れるような連係からFWマルコ・トゥーリオが同点弾を叩き込んだ。だが「グッといきたかったけど大迫さんと武藤さんが入ってきて、前半以上にリスク管理を考えさせられた」と川崎。1点ビハインドを強いられた後半15分以降は押し込まれる展開となって耐える時間が続いた。やっと訪れた試合終盤の決定機もモノにできなかった。

 敗戦に直結してしまったPKを与えたMF福岡慎平は「自分の不注意で迷惑をかけて申し訳なかった」と沈痛な表情。ショックを振り払い、11月3日のリーグ広島戦へ準備するしかない。

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