お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(59)が27日に放送された、スペシャルキャスターを務めるTBS「選挙の日2024~私たちの明日『変わる』」(後7・57~0・00)で石破茂首相(67)に“直撃取材”を敢行した。
2006~10年に放送された日本テレビのバラエティー番組「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」で石破氏と丁々発止のやり取りを繰り広げた太田。今回の衆院選特番では、事前に収録した2人の対談が放送され、石破首相が「38年国会議員やって総理を見てきたけど、やってみるとこんなに大変な…」と首相就任の本音を漏らす場面もあった。
自身の著書で、国の交戦権を認めない憲法9条2項を削除し、自衛隊を「国防軍」に改めて憲法に明記すべきと主張している石破首相に対し、太田は「国民投票を2回やるということ?」と質問。「やらなきゃいかんでしょう」と即答した首相に、太田は苦笑いしつつ「それはリアリティーがないというか…日本国憲法が制定されてから一度もいじれなかったんですよ。国民投票2回ってどうやってやるんですか?それ理想論でしょ」とツッコミを入れた。
自身は国民投票に賛成だという太田が「それに対する国民の間の議論、1年間ぐらい議論できますか?それしないと心配なんで」と聞くと、「それはしないといかんでしょう。今までこう思ってきたことをガラッと変えるわけだから」と首相。「約束してくださいね」と念押しする太田に「私が今約束したってしょうがない」と返し、「だって総理じゃないですか?」と突っ込まれると「だからあ…独裁者じゃないんだから」。太田が「そう見えますよ」と笑うと、「違います!」と返していた。