前広島県安芸高田市長で、7月の東京都知事選で次点だった石丸伸二氏（42）が27日、フジテレビ系選挙特番「Live選挙サンデー超速報SP」（後7・58）に生出演し、この日投開票された衆院選の各局特番に苦言を呈する場面があった。
SNS時代に各候補者や党が積極的にSNSを使う時代に。石丸氏も都知事選でYouTubeやX（旧ツイッター）を駆使した戦略が大当たりした。
MCのフリーアナウンサー宮根誠司からは「SNSがあるので、活用するのは増えているけど、少子高齢化で高齢者が見るとなると…」と振られた。
すると石丸氏は「まだまだマスメディアの力が強大であり…」と話し、「選挙特番、各局見ていたんですけど、ひどい！」と突然、メディア批判を始めた。
都知事選後にも、メディアの報道姿勢に苦言を呈していた石丸氏。宮根から「またケンカ売るの？」と振られると、「その中でも、フジテレビの加工の仕方がちゃかし過ぎだなと思いました」と、まさかの出演番組そのものにかみついた。「真剣にやって我々の代表を選ぶんですよ？それを、もうちょっと敬意を払った方がいいんじゃないかとは思っています」と、その理由を説明した。
宮根も「裏金だとか、一番カチンとくるのは皆さん。家計簿付けて生活されている方で、ドンと何千万が出て、さらに2000万円が出て、“これはマスコミの放送の仕方が悪いんだ”と言われたら、我々も腹立ちますよ」と本音を吐露した。
すると石丸は「追及すべきところは報じてもらっていいんですけど、過剰な演出はあまりなくていいんじゃないかなと」と返していた。
同番組では、選挙戦の中で候補者がマイクの電源が入っていなかったり、おじぎした時に名刺がバラバラ落ちる場面を“珍プレー”的に伝える場面もあった。