今季は不本意な成績に終わったオリックス・杉本、西川の両外野手が、ドラフト1位・麦谷（富士大）の加入を刺激にレギュラーを再奪取する決意を見せた。「毎年、新しい選手が入ってくることは変わりない。試合に出ることを目指してやりたい」。82試合で打率・233、11本塁打27打点だった杉本は、秋季キャンプには参加せず「振る量を増やす」と、単身で徹底的に振り込む覚悟だ。移籍1年目は打率・258、7本塁打46打点に終わった西川は、左翼の定位置はほぼ当確でも「レギュラーを獲りにいく」と巻き返しを期す。
≪麦谷は足で魅せ、富士大の明治神宮大会出場に貢献≫
○…オリックスから1位指名された富士大の麦谷が自慢の俊足で、2年連続6度目となる明治神宮大会出場に貢献した。東北地区代表決定戦の仙台大戦に「2番・中堅」で出場。3打数無安打ながら、0―1の7回先頭で敵失により塁に出た後に二盗を決め、同点のホームを踏んだ。試合は2―1で逆転勝ち。「今まで携わってくださった方への感謝の気持ちを込めて、まず優勝したい」と話していた逸材が、全国制覇への挑戦権を手にした。