左肩亜脱臼のためワールドシリーズ(WS)出場が危ぶまれているドジャースの大谷翔平投手(30)の荷物が27日(日本時間28日)、ニューヨークに届いた。
WS第3戦が行われるニューヨークのヤンキースタジアムがオープンとなり、報道陣にも公開。大谷本人は不在ながらも、ロッカーには帽子や、ユニホームの上下、靴下、打撃用手袋、肘当て、すね当て、グラブ、スパイク3セット(デコピン柄含む)など、大谷の“戦闘服”が全てセットされた。
またクラブハウスには、「NO LEAD IS SAFE(どんなリードも安全ではない)」というドジャースのロゴ入り巨大ラジカセが中心に置かれた。このラジカセはプレーオフに入ってから導入されたもので、25歳の中継ぎ投手・カスパリアスが「自分が運び屋だ」と胸を張る“逸品”。「40、50パウンド(20キロ前後)あって重いけど、クールだよ」と笑顔で明かした。ここまでWS2連勝中のドジャースだが、慢心はないようだ。
大谷はヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第2戦に「1番・DH」で先発出場。7回の第4打席で四球で出塁後、二塁盗塁を試みた際に左肩を負傷し、試合後、ロバーツ監督は負傷について「左肩の亜脱臼」と発表。MRI検査を今後、受ける予定とし「数日で詳細がわかる」と話し、その上で「(左肩の)強さは問題なく、可動域は良好。だから私たちは励まされている」と話していた。