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「光る君へ」第41話は9・5% 選挙速報50分繰り上げ影響?2週連続3度目1桁も清少納言批判エピ反響

スポニチアネックス 2024年10月28日 9時50分

 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は27日、第41話が放送され、平均世帯視聴率は9・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが28日、分かった。番組1桁は、第40話(10月20日)の9・8%に続く2週連続3度目。「衆院選開票速報2024」(後7・55)のため、本放送(総合テレビ)が通常より50分繰り上げの午後7時10分スタートだったことも影響したとみられる。

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。

 NHK連続テレビ小説も、放送時間変更の際は数字が下がる傾向にある。

 配信全盛の時代となり「リアルタイムの世帯視聴率」は急激に低下。ゴールデン帯(午後7~10時)の総世帯視聴率(HUT、関東地区)は2021年=58・0%、22年=52・8%、23年=49・6%(いずれも年間平均)と8・4ポイントも激減。これに伴い、ほぼ全番組の数字がダウンしている。

 大河ドラマも年々、配信サービス「NHKプラス」「NHKオンデマンド」による視聴が増加。「光る君へ」初回(1月7日)の「NHKプラス」視聴数は、この時点で同局の全ドラマの中で過去最多をマークした。午後6時からのBS先行放送を選ぶ大河ファンも多い。

 第41話は「揺らぎ」。即位した三条天皇(木村達成)と藤原道長(柄本佑)による覇権争いが、早くも水面下で勃発。道長の息子たちの序列争いも表面化していく。その頃、まひろ(吉高由里子)は一条天皇を失った悲しみに暮れる藤原彰子(見上愛)を慰め、和歌の会を開くことに…という展開。紫式部が「紫式部日記」において「清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人」と清少納言を批判・酷評した有名なエピソードが登場し、反響を呼んだ。

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