日本テレビの定例社長会見が28日、東京・汐留の同局で行われ、不同意性交などの疑いで警視庁に書類送検されたお笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二(41)について言及した。
容疑は7月、東京都新宿区に止まっていたロケバスの中で、女性に性的暴行を加えた疑い。当時、車内で女性と2人きりだった。これを受け、所属する吉本興業は契約を解除した。
斉藤は昨年7月から9月末まで日本テレビ「ZIP!」(月~金曜前5・50)で水曜パーソナリティーを務めていた。8月からは体調不良を理由に同番組を欠席。体調不良による活動休止を受け、番組の降板も発表していた。
ロケバス内での性的暴行の疑いということで、福田博之副社長はロケでの安全管理について「日本テレビの方では番組ごとにしっかりとしたマニュアルを作っている。年間1回や2回棚卸しをして、状況の確認をしている。常にそれができている前提。今回特別にどうしたということはしていないが、常時行っている」と説明した。
また、「この度のことについて最初は体調不良と伺っていたが、報道で知って、先方が説明をいらっしゃった。その際には当然遺憾の意を表している。その気持ちはしっかり伝えているつもりです」とした。
番組を通じ、日本テレビは「斉藤慎二メンバーについては体調不良と伺っておりましたので、今回の報道に関して非常に驚き、遺憾に思っております。日本テレビはいかなる性暴力もあってはならないと考えております」とコメントを発表していた。