女優の内田有紀(48)が28日、都内で行われた世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2024」の授賞式に出席し、個人賞として助演女優賞を受賞した。
それぞれの欲望が「代理出産」を通じて交差する、社会的関心が高まる生殖医療の光と影を描いたドラマ NHK「燕は戻ってこない」。
受賞した内田は同作で「代理母」を検討している夫婦役を俳優の稲垣吾郎とともに熱演した。登壇すると「ちょっとこの空気を1回吸いたいと思います」と受賞した喜びを噛みしめた。
続けて「助演女優賞という言葉の重み、感じています。血や骨や肉全て(演じる)女性に注ぎ込まないと向き合い切れなかった作品だと思っています」と振り返り、「みなさん心強く支えて下さって、揺れながら、呼吸しながら日々撮影に向き合えたと思っています」と感謝した。
同作は連続ドラマ部門の作品賞として優秀賞に選出された。
個人賞は主演男優賞に「デフ・ヴォイス」の草なぎ剛、主演女優賞に「燕は戻ってこない」の石橋静河が輝いた。助演男優賞は「アンメット」の若葉竜也、「不適切にもほどがある!」から脚本賞に宮藤官九郎氏、演出賞に金子文紀氏が選ばれた。