来春選抜の重要な選考資料となる秋季高校野球関東大会は28日、サーティーフォー保土ケ谷で準々決勝2試合を行った。浦和実(埼玉1位)はつくば秀英(茨城1位)に2―0で勝利して春夏通じて初の甲子園を確実にした。
浦和実の技巧派左腕でエースの石戸颯汰(2年)が新たな歴史を刻んだ。
4安打完封で春夏通じて初の甲子園を手繰り寄せ「ゼロで最後まで抑えられたことがうれしい」と目を輝かせた。直球は120キロ前後でも、カーブやチェンジアップなど多彩な変化球を駆使して凡打の山を築いた。
準決勝の相手は春夏通じて36度の甲子園出場を誇る名門・横浜。「全てにおいて超一流だけど、今やれることを全て出したい」と見据えた。