巨人からドラフト2位指名された九産大・浦田が28日、福岡市の同大で指名あいさつを受けた。福岡県が推進する世界レベルのアスリート育成を目指す「タレント発掘事業」出身。走攻守三拍子そろった遊撃手は「15年以上活躍できる、日本を代表する選手になりたい」と抱負を語った。
最近ではパリ五輪日本代表を8人も輩出した同事業。選考を小学5年時に突破し、2年間受講した。スキーやフットサル、バスケットボール、空手、レスリングなど約20種目を経験。「なぎなた（の成績）が高かった。フットワークであったり、いろんなスポーツの動きが野球につながったと思う」と感謝する。さまざまな競技に触れたことで、1メートル71と小柄ながら50メートル走5秒8の俊足。安定感ある守備力の土台が培われた。
パリ五輪フェンシング女子サーブル団体で銅メダルに輝いた高嶋理紗と福島史帆実は同事業から巣立った。28年ロサンゼルス五輪では野球が復活するだけに「出られたらいい？そうですね」と言う。日の丸を目指し、まずは巨人で成績を残す。（青森 正宣）