ドジャースのマックス・マンシー内野手(34)が28日(日本時間29日)、ワールドシリーズ(WS)第3戦の試合前に会見に応じた。
WS第2戦で左肩を亜脱臼した大谷について、マンシーは会見で「チームがニューヨークへ向かう飛行機を出発する直前に、大谷がチームのグループチャットに“自分は大丈夫で試合に出るつもり”とメッセージを送ってきた」と明かした。
大谷は26日(同27日)のWS第2戦に「1番・DH」で先発出場。7回の第4打席で四球で出塁後、二塁盗塁を試みた際に左肩を負傷し、試合後、ロバーツ監督は負傷について「左肩の亜脱臼」と発表していた。大谷は米国東部時間の27日午後7時半(同28日午前8時半)頃、ニューヨークのヤンキースタジアムに到着したがグラウンドには姿を見せず、打撃練習で状態を確認後に体のケアも行ったとみられる。
以下、会見に応じたマンシーとの一問一答。
―大谷がスタメン。どれほど大きいか
「もしあなたが試合で最高のプレーヤーをラインアップに残すなら、それは通常チームにとって良いことだ。彼がそこにいることは、明らかに大きなことだ。とても助けになる。彼は僕らにとって大きな場面をいくつも作ってくれた」
―翔平については心配だったか
「空港に向かう途中、彼はチーム全員のグループチャットにテキストを送ってきて、大丈夫だと言った。彼はプレーすると言ったので、その瞬間、私たちは皆、ホッとした。彼はプレーすると言った。彼がスタメンに名を連ねる準備はできている」
―プレーできると書いてあった
「それだけじゃないけどね(笑)」
―翔平が送ったテキストは彼自身が英語で送ったのか、それともウィル通訳か
「それは彼自身だ。ウィルは私たちのグループチャットにはいない。あのグループチャットは僕らのためのものだ。選手のためのものだ。あそこにあるのは選手のためだ。全ては翔平自身だ」
―彼のテキストの英語は
「グレイトだ」
―彼のラインナップ入りを驚いているか
「彼がそこにいることに驚きはない。もちろん、彼があんなに痛がっているのを見るのは、その瞬間はとてもつらかったが、私たちは….あれが起きたのは8回だったかな?よく覚えていないけど」
―7回のことだった
「あと2イニングで勝てるというところまで来ていた。集中し直さなければならないことは分かっていた。SHO(翔平)があんなに苦しんでいるのを見るのはもちろん最悪だが、それでも我々にはその瞬間にやるべき仕事があった。試合後、私たちは彼の様子を見に行った。まるでビュッフェに並ぶ列のように、彼の様子を見に行った。あの瞬間はきつかったけど、試合に勝つために集中し直した」