◇ワールドシリーズ第3戦 ドジャース4ー2ヤンキース(2024年10月28日 ニューヨーク)
ドジャースは28日(日本時間29日)、敵地でのヤンキースとのワールドシリーズ第3戦に勝利。対戦成績を3勝0敗とし、世界一に王手をかけた。
初回に先頭・大谷が四球で出塁すると、1死からフリーマンの2ランで先制。3回にはベッツの適時打、6回にはE・ヘルナンデスの適時打と細かく追加点を奪った。
投げては先発・ビューラーが5回無失点と力投。9回にコペックがバードゥーゴに2ランを浴びたものの勝利を掴んだ。
試合後、デーブ・ロバーツ監督は先発したビューラーについて「素晴らしかった。今夜の彼の球は今シーズンで一番良かったと思います」と絶賛。「速球には力がありましたし、カットボールもカーブも良かった。四隅にうまく投げ分け、相手打者をしっかり抑え込んでいました。まったくストレスのない投球でした。5回をしっかりと投げ切ってくれたことに感謝していますし、それが彼にとって全力を出し切った結果だったと感じました。今夜のウォーカー(ビューラー)にはこれ以上望むことはありません」と最大級の賛辞を並べた。
元々、10月に強いことで知られるビューラーだが、指揮官は「驚きはありません。ある特定の選手たち、例えばキケ(E・ヘルナンデス)、投手のウォーカーなどは、ポストシーズンで本当に力を発揮します。彼らのような選手に関しては、レギュラーシーズンの成績は気にせず、ポストシーズンで最高のパフォーマンスを見せてくれると確信しています。彼らの実績がその証拠ですし、特にポストシーズンでマウンドに立つときの自信は他に引けを取りません」と野手のE・ヘルナンデスと並び、“PS男”として短期決戦で力を発揮してくれていると褒めた。
また、ワールドシリーズはフラーティ、山本、ビューラーと先発陣が好投を続け「ポストシーズンに入る前にけが人が続出したことで、先発ローテーションに関して多くの議論がありました。しかし、私たちは投手として13人のロースター全員で力を合わせて、失点を防ぐために良い仕事をしようと考えました。うまく組み合わせてやれていると思いました」と先発だけでなくブルペン陣も含めた投手陣全体で仕事ができていると評価した。