西武、ロッテの監督を歴任した伊東勤氏(62)が自身のYouTube「110チャンネル【伊東勤】」を更新。日本シリーズで2連敗スタートとなったDeNA打線がソフトバンク・甲斐拓也捕手(31)の配球傾向をいかに読み切るかを第3戦の鍵になると解説した。
伊東氏は2連敗のDeNAは「打線の主軸にゲームのポイントになる安打が出ていない」と指摘した。
1、2戦とも両チーム9安打ずつ。ところが総得点でDeNAが「6」、ソフトバンクは「11」で、DeNAの打線が得点するための“線”になっていないことが分かる。
今の日本を代表する甲斐のリードでDeNAの持ち味が消されている形だが、伊東氏は「これ、あんまり言いたくないんですけど」と前置きした上で、「甲斐って意外と(配球)パターン決まって来る」と指摘した。
例えば序盤は真っ直ぐ系が中心、2打席目以降の中盤は曲がり球を入れ、最後は落ちるボールを入れたり、チェンジアップを2球、3球続ける傾向があると説明した。
伊東氏は「序盤は一番いいボールを植え付ける。そのへん、ちょっと考えれば傾向が見える」と指摘し、DeNA打線は第3戦に「先発投手をいかに崩せるか。序盤にどう球数を投げさせるか」を徹底すべきと提唱した。
第3戦先発のスチュワートは「球に力はあるが、2点、3点は取られている。外国人投手なのでセーフティーの構えで揺さぶるとか、そういうのも手」と付け加えた。