西武の野手チーフ兼打撃コーチに主任した仁志敏久氏が29日、チームに合流して30日から始まる宮崎・南郷秋季キャンプを前に宮崎入りした。
チームは歴史的貧打で3年ぶりの最下位に沈み、再建を託された仁志新コーチは「選手たちが勝利至上主義になるべきかなと思います。こちらが探さなくても、黙っていても勝つことに、上手くなることに労力を惜しまない。そういう選手たちの集まりになってもらえればいい」とナインに勝ちにこだわる姿勢を求めた。
DeNAでは2軍監督の経験があり「お互い理解し合えることが大事。優勝やら一方的では何も解決できない。伝えたいことがあればまずは相手を理解する」とコミュニケーションの大切さを重視していく。
巨人で走攻守そろった内野手として活躍し、07年に横浜(現DeNA)に移籍し10年に米独立リーグで現役引退。パンチ力のある打撃で通算154本塁打、1591安打をマークした。現役引退後は指導者として経験を積み、21年から3年間はDeNA2軍監督。侍ジャパンの内野守備・走塁コーチやU―12日本代表監督も務めた経験を持つ。