政治ジャーナリストの田崎史郎氏(74)が29日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。衆院選での大敗の責任を取り、辞任した自民党の小泉進次郎選対委員長についてコメントした。
小泉氏は27日夜に中継出演した民放の選挙特番で「責任を取る」と辞任を示唆。翌28日に石破茂首相に辞表を提出し、「目標を掲げて戦って、結果が出なかったら、執行部で選挙の責任を負うべき選対委員長が責任を取るのは当たり前のことだ」と語った。
田崎氏は「投票日の朝から“自分は辞める”という意志を固められて、テレビの前で言われたのは日曜日の午後8時10分頃なんですけど、実はその前に石破総理と森山幹事長には伝えて。その時、石破さんや森山さんは“辞めるのをやめてくれ”と言われたんですね」と小泉氏辞任の裏側を説明。「慰留がかなり強いんでテレビの前で言っちゃったという経緯なんです」と続けた。
衆院選で結果が出なかったことに「目標を達成していないのに、責任を取らないなら、それでも責任を取らない自民党(と思われる)不信感の方が大きい」と語っていた小泉氏。田崎氏は「総理や幹事長にすると“自分も(責任を取れ)”と言われるのが嫌なわけですね。だから(小泉氏に)辞めてほしくない」と石破首相と森山幹事長の心理を推測。「でもそこの部分では小泉さんは自分の考えを貫き通したということです」と背景を解説した。