フィギュアスケートGPシリーズ第2戦スケートカナダを終えたメダリストが29日、羽田空港に帰国した。ファイナルを含めてGP4連勝とした世界女王の坂本花織(シスメックス)は「「(機内で)めっちゃ寝た!起きたら(着陸まで)残り28分だった」と豪快に笑った。
フリーで「シカゴ」を演じ、現役女王の貫禄を見せつけたが、得点面では201・21点と上積みできず。「一番の課題はフリーの体力面。あとはショート、フリーもジャンプに回転不足になってしまった」と反省点を挙げた。
悪女を演じるミュージカル「シカゴ」は百戦錬磨の坂本でも悪戦苦闘中。「不敵な笑み」などさまざまな表情を散りばめる場面が多いという。「(不敵な笑みの表情は)意外と関西のノリで、慣れてるっちゃ慣れてる」と言いつつも「シカゴは関西のノリじゃできない」と自覚。「今まで培ってきたものをしっかりシカゴの世界に溶け込めるように」と表情豊かな演技を目指す。
11月8日開幕のGP第4戦NHK杯(国立代々木競技場)に向け、「1週間しかないけど、できることはまだまだまある。修正できる部分は修正して、カナダより少しでも良い内容で終わりたい」と気合を入れ直した。