Snow Manの渡辺翔太(31)とSixTONESの森本慎太郎(27)が29日、東京・帝国劇場で舞台「DREAM BOYS」の千秋楽を迎えた。
建て替えのため来年2月で一時休館となる現在の帝劇での上演は最後。公演の終盤で涙を流した渡辺は「初代から僕と慎太郎の公演を含めて全768回この公演が行われた。僕たちがそれを閉めることができて本当に光栄に思っております」。森本は「エンターテインメントの素晴らしさを感じられたのでラストのこの帝劇に立てて良かったなと思います」と感謝した。
2004年に滝沢秀明氏(42)主演で初演。ボクシングを通じて主人公とチャンプの熱い友情を描く。20年以上にわたり上演され、KAT―TUNの亀梨和也(38)は歴代最長となる04~12年に座長を務めた。
その亀梨がこの日のカーテンコールに、劇中でも使用されている「絆」のワンフレーズを歌いながらサプライズで登場。渡辺は「ウソでしょ!?マジで聞いてない」と驚きながらも笑顔。森本は「亀梨くんとまた帝劇立ってるって今めっちゃうれしい」と喜んだ。
亀梨は記念品としてトロフィーを2人に手渡した。千秋楽公演を観劇し「後輩たちがバトンを引き継いでくれて、その年の形として進化しているものを見せてもらって幸せ」と後輩の活躍に目を細めた。渡辺は「僕と慎太郎はジュニアとして亀梨くんの座長の『DREAM…』で亀梨くんの背中を見て、この舞台に立っていた」と当時を回顧。「自分の今の年齢と立場になって自分が(主演として後輩に)背中を見られる立場になるのは感慨深い」としみじみ話した。
今後の上演は未定。多くの先輩からバトンを引き継いだ渡辺は「帝劇がリニューアルしたら『DREAM…』が復活して後輩の誰かが座長をやってくれたら良いなと思っております」と期待。「ひとまずこれにて終了となります。皆さん本日は本当にありがとうございました」とあいさつし、20年を締めくくった。(糸賀 日向子)