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年間100冊読書家・太田光「本を読まない人に読んで欲しい」1冊は? 「さすが」「その本が出るなんて」

スポニチアネックス 2024年10月30日 9時58分

 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(59)が、30日までに更新されたCBCテレビの情報バラエティー「太田×石井のデララバ」(水曜後7・00)公式YouTubeチャンネルに出演。芸能界随一の読書家として知られる太田が、読書初心者に勧める1冊を紹介した。

 フリーアナウンサー・石井亮次と書店を訪れた太田。太田は年100冊を超えるペースで本を読む読書家で、「芸人人語」「向田邦子の陽射し」など著書多数。今年も「芸人人語 旧統一教会・ジャニーズ・『ピカソ芸』大ひんしゅく編」を上梓した。

 書店には、今年発売の著書も販売されており少し照れた様子。石井アナから「読書初心者におすすめの本を1冊選ぶとしたら?」と問われると、「うーん…どうですかね…」と、しばらく悩んだ。

 その後、「ああーっ、これなんかもうずっと人気ですけど!」と、書店に置いてあったダニエル・キイスによるSF小説「アルジャーノンに花束を」を手に取り「映画にもドラマにもなってますけど、名作です。これは感動します」と紹介した。

 同作は、50年代の米・ニューヨークを舞台に、突然天才となった知的障がいをもつ主人公の悲哀を繊細に描いたSF小説。太田は「SFなんですよ。アルジャーノンは実験用ねずみなんです。脳障害とか知性的な障がいを治す薬をアルジャーノンというねずみに投与すると、複雑な迷路を最短距離で行くようになる。その薬を初めて人間に投与して…」とあらすじを説明し、「本の最初は、ほぼひらがななんです。書いている人物が、薬を投与されてだんだんとちゃんとした文章になっていく…という手法を取りながら、果たしてアルジャーノンと少年はどうなるのか…と」と、技巧を凝らした文章にも着目。「不朽の名作ですよ。感動します」と称賛した。

 この動画には「太田さんが紹介してくれて嬉しい」「アルジャーノンに花束を、は太田さんが説明されたように平仮名の文章から始まり変化していく様が素晴らしい。映像もよかったけれど、文章が一番好きです」「太田さんの言葉の選び方すごい素敵で泣いちゃう」「知性的な障がいって良い方が何だか良いよな」「本当に感動した本を紹介してくれてうれしいね」「アルジャーノンは通学電車の中で読み耽り、最後の“あの一文”で涙腺決壊して大泣きしながら電車を降りた思い出」「改めて太田さんの口からアルジャーノンに花束をオススメしてるのを聞けるのがウレシイ」「こういう見識の深さが太田さんの真骨頂」と、称賛するコメントが寄せられた。

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