れいわ新選組の幹事長の高井崇志氏が30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。26日に更新したブログの内容に誤りがあったとして謝罪した。
高井氏は26日、自身のオフィシャルブログ「たたかい日記」に、「欧米では当たり前の『尊厳死(自然死)法』の制定を目指します」と投稿した。
だが、れいわ新選組は尊厳死の法制化には反対している。
高井氏はブログに関し、「真逆の公約を誤掲載してしまったことのお詫び(「尊厳死の法制化」について)」とする声明を発表。「私・高井たかし及び党の政策とは、真逆の公約を誤って掲載してしまいました」と説明した。
内容について「これは、かつて私がれいわ新選組に入る前に、私が作った公約です。誤ってスタッフがブログに更新・掲載してしまいました」と説明。「もちろんブログ管理責任は全て私にありますし、過去にこのような公約を作ったことも含めて、私の問題であり、謝罪いたします。申し訳ございません」と謝罪した。
「ご理解いただきたいのは、れいわ新選組は『尊厳死(自然死)法の制定』の政治の流れを絶対許さないとして結党し、闘ってきた政党ですので、私が掲載した公約はそれと真逆です。私自身、かつてそのような考え方を持っていましたが、れいわ新選組の山本太郎代表と交流を持つようになって、政府支出削減を理由とした『尊厳死』やあらゆる緊縮政策が、いかに国民の尊厳を奪い、日本社会を破壊するかということを理解しました。また、その理念をもとに山本太郎代表が政権に立ち向かう姿に深く共鳴し、自身のかつての考えが全くの誤りであると、深く反省しておりました」と、心境の変化を告白。
「今回のブログを読み、大変不快な思いをされた全ての方々に心からお詫びを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」と重ねて謝罪し、「もちろんスタッフの責任では一切ございません。私の当選に全てをかけてくださり、日夜宣伝活動を繰り広げてくれたスタッフには、感謝の気持ちでいっぱいです」とスタッフへの感謝で締めくくった。
高井氏は27日投開票の衆院選で埼玉13区に出馬し、比例北関東ブロックで復活当選。初当選は民主党時代の09年。その後立憲民主党などで活動していたが、20年に新型コロナ禍の緊急事態宣言発令中に東京・歌舞伎町のセクキャバで遊興し、除籍処分となった経緯がある。「尊厳死の法制化」は、れいわ入党以前に作成した公約。