今季限りで引退するロッテの井上晴哉内野手(35)から“後継者”の一人に指名された山口が来季の目標に「25発以上」を掲げた。あいさつのため、秋季練習中のZOZOマリンを訪問した井上から「次はお前らの番だから。しっかりしないと」と激励され、決意を新たにした。
山口がドラフト4位指名された18年、そして入団1年目の19年と2年連続で24本塁打を放ったのが井上。それ以降、ロッテで20本塁打を記録した日本人選手はいない。同じ右の長距離砲として期待される山口は「晴哉さんを超えないと試合に出れなかったと思うので、良い目標として頑張れたし、そういった中でも優しくしていただいたので感謝してます」と振り返り、「晴哉さんを超えられるように頑張りますと伝えたので、25本以上は打ちたい」と表情を引き締めた。
今年のドラフト会議でロッテは同じ右の強打者の西川史礁(青山学院大)を指名。外野争いの激化も予想される。山口は「ルーキー入ってくる入ってこないは関係なく厳しいので。自分のスタイルで勝負していきたい」と長打力をアピールして、まずは定位置獲りを狙う。