俳優の松下洸平(37)と松下優也(34)が30日、都内でミュージカル「ケインとアベル」の製作発表会見に出席した。
銀行家一族に生まれ将来を約束されたケインと、孤児として生を受けアメリカンドリームを夢見るアベルのライバル対決を描く。ケイン役の洸平は世界初演となる同作に「不安やプレッシャーはありますが、誰も見たことがない新しいミュージカルを作れれば」と表情を引き締めた。
ともに俳優業、音楽活動を行い、名字も同じと共通点が多いが、共演は今作が初めて。アベル役の優也は洸平に対し「リスペクトしかない。お芝居と音楽でこれだけ活躍されている存在は日本に数えられるくらいしかいないと思う」と尊敬のまなざし。洸平も「いちファンとして優也くんの音楽を聴いていた。優也くんが一緒なら甘えられるなと、頼りにしてます」と早くも息ぴったりの様子。
劇中の設定では、ケインはボストン、アベルはポーランドで同じ日に誕生する。優也は「アメリカのケインとポーランドのアベル、東の松下、西の松下で作っていければ」と互いの出身地にかけユーモアたっぷりに意気込んだ。
東京公演は来年1月22日から2月16日まで東急シアターオーブで。2月23日から3月2日には大阪・新歌舞伎座でも公演を行う。