侍ジャパンの戸郷翔征投手(24=巨人)が31日、米大リーグのワールドシリーズ(WS)でヤンキースを下し、世界一に輝いたドジャースの大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)への祝福のメッセージを寄せた。
11月の国際大会「プレミア12」に向け、宮崎市内で強化合宿中の侍ジャパン。31日の練習後に大勢(巨人)、高橋宏(中日)の3選手は高橋宏のスマートフォンで戦況を見守った。
「シーズン長かったでしょうけど、その中でつかみ取ったというのは凄いことですし、(大谷さんは)ケガしながら強行で出たっていうのが1番凄いなと思います」と戸郷は感激した様子。「あれだけの選手ですし、チームに与える影響というのも大きいと本人が思ったと書いてありましたけど、それだけのリスクをおかしてでも出るというのは凄いなと思ってます」とケガを押しての強行出場、世界一になった。
ただ、優勝の瞬間は見逃してしまったという。「最後見てないです。ツーアウトまで見てましたけど、見逃しました(高橋)宏斗が取材に行ったんで見逃しちゃいました(笑い)凄いなと思います。後で見ようかな」。スマホの持ち主である高橋宏が取材に向かったため、歴史的瞬間を見られなかったことを明かし、笑わせた。
昨年のWBCでは、ともに日の丸を背負って戦った。勝利への執念を感じたことを振り返り、「勝ちに対してもそうだし、やっぱり野球に対してっていう。野球に対しての準備だったりとか他の人と見てても全然違かったですし、凄い僕らも勉強になった」とうなずき、「あれだけのことをやっても成績が出なかったりする時期もありますし。コンディションが大事ですし、ずっと1年間で続けたというのは凄いなと思います」と感心しきりだった。
侍ジャパンは11月に「プレミア12」に挑む。「日本人選手がああやって活躍してるのは僕らも刺激になりますし、僕らもプレッシャーもありますけど、そうなれば1番かなと思います」と力を込めた。