大谷翔平投手、山本由伸投手が所属するドジャースは30日(日本時間31日)、敵地でヤンキースとのワールドシリーズ第5戦に臨み、最大5点差をひっくり返す劇的な逆転勝利飾って4勝1敗とし、2020年以来4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。試合後、オレンジカウンティ・レジスター紙のドジャース担当記者、ビル・プランケット記者ら複数メディアが、今季65試合に登板し防御率3.00の成績を収めたダニエル・ハドソン投手(37)の引退を報じた。
ハドソンは前日のワールドシリーズ第4戦で2番手でマウンドに上がり、1死からジャッジに死球を与えると、その後も四球などで走者をため、ボルピに痛恨の逆転満塁弾を許した。今季は65試合に登板し、防御率3・00と安定した数字を残していた37歳のベテラン。本来の実力を出すことができなかったが、これが現役最後の登板となった。
オレンジカウンティ・レジスター紙のビル氏はXを通じ「ドジャースのダニエル・ハドソンが引退を表明」と伝え「これが私が戻ってきた唯一の理由だった。それが今起こっていることだ」と呼びかけ。
米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のローワン・カブナー記者も「 ダニエル・ハドソンが現役引退を表明した。今年、そしてその前の年も、乗り越えるのに多くの苦労があった」と報道。「もう162試合はできない」とするハドソンのコメントを伝えた。
また、米カリフォルニア州地元ラジオ局「ESPNロサンゼルス」のブレイク・ハリス記者は、ハドソンについて「ダニエル・ハドソンは2022年に左膝のACLを断裂。1年以上欠場した後、2023年シーズン開幕3試合目に右膝の靭帯を捻挫。その後、引退する可能性もあった。その代わり、ドジャースとマイナー契約を結び、チャンピオンになった」と、けがの様子を伝えた。