◇女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第1日(2024年10月31日 滋賀県 瀬田GC北C=6616ヤード、パー72)
脇元華(27=GMOインターネットグループ)が9バーディー、ボギーなしの63をマークし、9アンダーで単独首位に立った。63は自身のツアーベストで大会コースレコードに並んだ。
トップ10を米ツアー勢が占める中で、脇元がリーダーボードのトップに立った。インスタートの10番で幸先よくバーディー発進を決めると、前半は4つスコアを伸ばしてターン。後半に入り1、2番で連続バーディーを奪うなど、2メートル前後のバーディーチャンスを量産し「ここ最近は凄くショットの調子が良かったので、凄く自信を持てて打てていて、きょうは凄くピンに飛んでくれていた」と、うなずいた。
直近2試合では畑岡奈紗、山下美夢有と同組でプレー。「2人から学ぶことが多くて、スイングのイメージが良くなった」とショット好調の理由を教えてくれた。畑岡については「ここまで軸が安定している選手は初めて見た。衝撃を受けたというか凄いなと思った」と絶賛。山下については傾斜での打ち方を見て学んだといい、「傾斜とか視界の錯覚にも惑わされずに振り切るって大事なんだと勉強になって、私も意識したら良くなった」と話した。
今大会で優勝すれば、来季米ツアー出場権を手にする。まだ日本ツアーで優勝経験のない27歳は「勝ちは目指していくんですけど、勝ったらアメリカはチャレンジしたい」と力強く言った。