日本維新の会代表の馬場伸行衆院議員が31日、MBSテレビ「よんチャンTV」の取材にリモートで応じ、元維新代表で弁護士の橋下徹氏(55)からの厳しい批判について語った。
27日に投開票された衆院選で、大阪の全19選挙区で勝利したものの、全国には力及ばず5議席減らす結果となった維新。馬場代表は与党を過半数割れに追い込んだことに一定の成果を見出したが、大阪府知事の吉村洋文共同代表は「野党でひとり負け。大阪以外は完敗」とコメント。受け止めに温度差が出た。
この結果を受け、党内では馬場代表の責任を問う声や、代表辞任を求める声が噴出。特に、維新の創設者のひとり、橋下徹氏は28日に出演した同番組内で「一番古いタイプの政治家」などと語ったり、自身のSNSでも馬場氏に対する痛烈な批判を繰り返し展開する。
橋下氏からの厳しい言葉の数々について、馬場氏は「橋下さんが生んだ政党が維新の会ですから。自分が生んだ子どもに厳しくするというのは当たり前だと思います」と反応。「おっしゃっていることは全て受け止めて、自分の中で咀嚼(そしゃく)はしています」と静かに語っていた。