◇SMBC日本シリーズ2024第5戦 DeNA―ソフトバンク(2024年10月31日 みずほペイペイD)
DeNAの来日1年目右腕、アンドレ・ジャクソン投手(28=米国)が2勝2敗のタイで迎えた第5戦に初戦から中4日で先発登板。2回までに5三振を奪う力投を見せて7回3安打無失点と好投し、勝利投手の権利を得て降板した。
26日の日本シリーズ初戦(横浜)で開幕投手を務めたが、相手先発右腕・有原に先制&決勝の2点適時打を許し、5回途中3安打2失点で敗戦投手。
その一方で、1974年の村田兆治(ロッテ)、1994年の槙原寛己(巨人)以来30年ぶり3人目となる日本シリーズでの5者連続奪三振もマークした。
すると、この日も初回から150キロ超の直球で押しまくり、1番・笹川、2番・柳田、3番・栗原を3者連続三振と好発進。味方打線が初回、2回と先制機をつぶして早くも5残塁となるなか、2回には2死から連打されるも海野を三振に仕留めて早くも5奪三振となった。
味方打線は3回、3度目のチャンスとなった2死一、二塁で筒香が適時打を放って待望の先制点を挙げたが、追加点は奪えずに3回で8残塁。
その裏、先頭の周東に安打されて二盗も許したが、後続3人をピシャリ。この回の3アウト目は栗原を全6球チェンジアップ勝負で空振り三振に仕留める圧巻投球を披露した。
4回は2死から今宮に痛烈な当たりを浴びたが、中堅・桑原がダイビングキャッチするスーパープレー。この回を3者凡退に抑えると、5回も3者凡退。6回にはこの試合初めての四球を出したが、安打も得点も許さなかった。7回には死球と四球に自らの暴投で1死二、三塁のピンチ。だが、三浦監督は動かず。その信頼に応えて無失点で投げ切り、リリーフ陣にあとを託した。4回以降は無安打投球だった。
投球内容は7回で打者27人に対して108球を投げ、3安打無失点。8三振を奪い、2四球&1死球を与え、直球の最速は155キロだった。