スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督(75)初の長編英語作品で、第81回ベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた最新作「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」の日本公開日が2025年1月31日に決まった。
作品は病に侵され安楽死を望む女性マーサ(ティルダ・スウィントン)と、彼女に寄り添う親友イングリッド(ジュリアン・ムーア)の最期の数日間を描く人間ドラマ。円熟味を増したアルモドバルが、独自の感性あふれるカラフルな世界観で描いた傑作だ。
ベネチアでプレミア上映されると、約20分間の拍手喝采を浴び、「魂を激しく揺さぶられる」(TIME)、「心の奥に深く刻まれる」(Vanity Fair)、「命の輝きを描く物語」(Deadline)など、絶賛の声が渦巻いた。
「フィクサー」(07年)でアカデミー助演女優賞を受賞したティルダ・スウィントン(63)と、「アリスのままで」(14年)でアカデミー主演女優賞に輝いたほか、ベルリン、カンヌ、ベネチアの世界3大映画祭すべてで女優賞を受賞しているジュリアン・ムーア(63)。オスカー女優2人の名演が感動を誘う。