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世界ランカー吉良大弥 2戦目も79秒KO勝ち デビュー戦再現の左ボディー一閃で2戦連続1回KO勝ち

スポニチアネックス 2024年10月31日 21時28分

 ◇LifeTime Boxing Fights24」フライ級8回戦 吉良大弥(志成)《8回戦》オルランド・ピノ(ベネズエラ)(2024年10月31日 東京・後楽園ホール)

 志成ジムのホープで、WBA世界フライ級15位の吉良大弥(21)がプロ2戦目でベネズエラ4位のオルランド・ピノ(38)に1回1分19秒のKO勝ちし、2戦連続KO勝ちを収めた。

 ダイヤモンドの原石が再び真価を発揮した。立ち上がり、リングを広く使う相手にじりじりとプレッシャーをかけながら、左ボディーを強振。再び強烈な左ボディーを一閃(いっせん)してダウンを奪うと、苦悶の表情を浮かべるピノに10カウントを聞かせて「ホッとしています」と静かに右拳を突き上げた。

 名門・東農大出身でアマチュア戦績52戦46勝16RSC6敗のホープは今年6月、デビュー戦のスーパーフライ級6回戦ではタイ人選手に左ボディーを効かせて1回1分58秒KO勝ち。元WBA世界ミニマム級正規王者で現WBA世界ライトフライ級1位エリック・ロサ(24=ドミニカ共和国/7勝2KO)との対戦経験もベテランを難なく倒し、2戦連続の“秒殺”KO勝利を挙げた。

 同じ東農大出身でジムの大先輩の井岡一翔(35)からは「自分のやりたいことを素直にやって戦ってこい」と背中を押されたといい「1ラウンドで倒すつもりはなかったが、丁寧にやる中で流れの中で倒そうと思っていたので、それができてよかった」と笑みを浮かべた。

 わずか一戦で世界ランキング入りも果たしたホープが見据えるのはもちろん世界チャンピオン。「僕は世界チャンピオン(という目標)しか見えていないが、できるだけ早く挑戦するために試合をこなしていきたい」とスター街道を駆け上がる覚悟だ。

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