◇第49回社会人野球日本選手権大会1回戦 ミキハウス2―0ENEOS(2024年10月31日 京セラD)
ミキハウスはENEOSを2―0で制し、前回出場の03年以来21年ぶりの初戦突破を決めた。
先発した元巨人の桜井俊貴投手(31)は、NPB時代も含めて初の完封勝利で「全国大会1勝」をかなえた。
「僕にとって初めての大会だったけど、(初戦敗退の)都市対抗の悔しさを晴らそうと思っていました」
1―0の2回2死一、三塁を遊ゴロに仕留め、2―0の9回は無死満塁を無失点で切り抜ける勝負強さを発揮した。
15年ドラフト1位で巨人に入団し、現役を引退した昨年は巨人のスカウトを務めていた。選手として1年間のブランクを経て、今夏の都市対抗に続く2大大会登板を果たした。
陣田匡人監督は「自分たちの野球ができれば、関東の強豪相手にもいい勝負ができる。やってきたことが間違っていなかったのだなと分かったと思う」とナインの成長をたたえた。