◇SMBC日本シリーズ2024第5戦 DeNA7―0ソフトバンク(2024年10月31日 みずほペイペイD)
セ・リーグ3位から下克上で勝ち上がってきたDeNAはパ・リーグ覇者のソフトバンクを相手に快勝し、開幕2連敗後に怒とうの3連勝。通算成績を3勝2敗とし、1998年以来26年ぶり3度目の日本一へ王手をかけた。
リーグ3位からの日本一となれば、2010年のロッテ以来14年ぶり2度目で、セ・リーグでは初の快挙となる。
三浦大輔監督(50)との試合後の一問一答は以下の通り。
――3連勝で敵地を終えた。
「まだ終わってないから。今日の試合勝てたということは非常に良かった」
――先制したチームがずっと試合に勝っている。
「全試合に先制点を意識してやっている。それと同時に先発陣がしっかりとゲームをつくってるからこそ先に点がとれたのも大きかった」
――ジャクソンが飛ばしていた。代え時は。
「ジャクソンは7回、(打撃用の)カバーつけてましたしね。中4日だった分、立ち上がりから力みなくキレのあるボールを投げていた。昨日のケイに続けじゃないけど、初回の入りはいい入り方ができたかなと。流れをぐっとつかむためにも初回の入りは非常に大きかったと思う。中盤はボールの走りが非常に良かった。7回も155(キロ)くらい出ていた。本人もあの回は、ボールも表情も、出し切ろうとしたから力みは見えたが、走者は出したけどもよく粘った。トバ(捕手の戸柱)もほんとによくリードして、昨日に引き続きいい投手のいい味を出してくれていた」
――中4日でもしっかり調整できればやれると再確認?
「再確認というわけじゃないが、こういう状況、日本シリーズですからね。ジャクソンは初戦投げた後、すぐ確認して。コンディショニング次第ではいけるという話だったので、本人のリカバリーとトレーナーとかコンディショニングコーチ、ピッチングコーチもそうですが、周りのケアもあって、いい状態で上がれたと思う」
――最近の傾向として中6日、100球くらいで交代というのがあるが、チャレンジしてうまくいっているように見える。チームとして取り組んできた結果か。
「いや、シーズン中とは違う。短期決戦、日本シリーズだからこそいってもらった。本人がこの試合でっていうところで。シーズン中とはまた別です」
――4回の牧のホームランの前。桑原が出て、梶原がバント後にエンドランに切り替えていた。意図は。
「ファーストストライク、カウントによっていろいろ変わりますから。カジがうまく転がして、いいところに打ってくれたからああいう形でチャンスが広がったと思う」
――筒香の一打。
「先制点、大きかった。立ち上がりからいい形で攻めれてましたけど、なかなかホームまでたどりつけなかった。あそこでゴウ(筒香)がね。先制点っていう、このシリーズで大事なポイントになってきているところで打ってくれたのが、やっぱり最初の勢いをつけてくれた」
――そのあとに牧のホームラン。
「そりゃ大きかったですよ。一気に3点ですから。キャプテンとしてもちろん打席でもなんとかしようとやってくれている。守備もそうですしね」
――元キャプテンと現キャプテンで凄く勢いをつけた。
「チーム状態もいいですし、選手の表情を見てもいい形で3試合戦えた。ホームに帰っても同じような雰囲気で入っていけるように準備する」
――答えは同じかもしれないが、純粋に王手をかけたことについては。
「想像通りです。毎試合毎試合出し切るということで。やってきたことを変えずに明後日に向けて、準備していくだけです」