ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」(金曜後11・17)は1日、10月17日に76歳で死去した西田敏行さんの追悼回を放送する。
西田さんは、芸能界を引退した上岡龍太郎さんの後任として2001年1月、番組の2代目局長に就任した。西田さんがファンを公言していたことから、スタッフが再三に渡って出演を打診し、半年以上にわたる交渉の末での就任だった。
追悼回は「2代目局長・西田敏行さん追悼総集編」として放送する。実は西田さんは局長時代、探偵とスタッフとの毎年恒例の忘年会で、その年のベストVTRを「局長賞」として選出。今回は名作VTR3作を厳選した。
スタジオの局長席には穏やかな笑顔の西田局長の写真が飾られ、その横には、2代目秘書の岡部まりら歴代秘書と探偵たちが喪服姿で整列。
間探偵は訃報に「ビックリしたのと、『嘘やろ!』と思いましたね。信じられなかったです」としみじみ語った。
また、2代目秘書として約10年間共演した岡部まりは西田局長との思い出について、「たくさんありすぎて…、まだ思い出にもなってないんですけどね。一番最初に、西田さんが局長として初めて紹介された時に、あの席にお越しになって。局長がいつもの台詞をおっしゃって番組が始まったんですけど、なんとなく不思議な空気だったんです。最初のVTRにいった時に、こっちがオフになったら、“まりさん、もうリハ(ーサル)ないの”って。そこで、“局長、この番組はリハもなければ、打ち合わせもありません”と(笑)。そしたら、1本目のVTRの時に“ええっー!”っておっしゃってね。私も、それをご存じなかったことに配慮がなかったかな、申し訳ないなと。でもそれで、“おもしろいね。こんなライブで撮るのって”とおっしゃって。以来、ライブでご覧になって、ライブで泣かれてたんだなっていうのが、とても印象的でした」と知られざるマル秘エピソードを明かした。