◇ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース6-7ドジャース(2024年10月30日 ニューヨーク)
ヤンキースは5―0から逆転負け。09年以来15年ぶりのワールドシリーズ制覇を逃したアーロン・ブーン監督は「非情な結果に終わってしまった。今は悲しみしかない」と厳しい表情だった。負けたら敗退の試合で5点リードを逆転されたのはWS史上初めて。
初回、主砲ジャッジのWS初本塁打となる右越え2ランなど3点を先制した。だが5回無死一塁で中堅手・ジャッジが落球すると、遊撃ボルピが悪送球、先発コールが一塁ベースカバーを怠るなどミスを連発。一気に5失点し、流れを失った。
ジャッジは「ドジャースのような相手にミスが続けばそれを利用されるだけ。死ぬまで忘れない」とうなだれ、4回まで無安打投球のコールは「これまでで最悪の気分だ」と吐き捨てるようだった。(笹田幸嗣通信員)