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元横綱のおい2人が新弟子検査を受検 元朝青龍のおいは野球志望で来日して転向

スポニチアネックス 2024年11月1日 15時28分

 日本相撲協会は1日、大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)の新弟子検査を福岡市内の病院で行い、元横綱・朝青龍のおいのセルジブデー・ルブサンゴンボ(18)=、錣山部屋=と武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)のおいのアイルア・ダニエル(18)=武蔵川部屋=ら9人が受検し、全員が身長1メートル67以上、体重67キロ以上の体格基準を満たした。内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。

 ルブサンゴンボは1メートル86、116キロだった。「去年8月から部屋にきてやっと入門できる。できれば早く関取になりたい」と意気込みを語った。

 朝青龍の兄で元プロレスラーのブルー・ウルフさんの次男。元朝青龍の母校でもある高知・明徳義塾中へ野球を志して入学し、3年時に軟式野球で全国3位に入った。ところが父や元朝青龍からの「相撲をやってみないか」との打診に応じ、「個人的に頑張れる。誰よりも強くなれる」と転向を決意。明徳義塾高で相撲部に入った。

 高校1年での全国高校総体100キロ級で16強入り。2年時に中退し、錣山部屋へ入門した。稽古では既に三段目力士とも渡り合っており、約1年の研修期間を経て今回の新弟子検査に申し込んだ。

 元朝青龍に角界入りを伝えると「(錣山部屋は)いい部屋だ。頑張れ」とエールをもらった。いとこには元朝青龍の一番上の兄・スガラクチャーさんの次男、大関・豊昇龍(24=立浪部屋)がいる。この日、福岡県糸島市の部屋へ出稽古にきた関脇・大栄翔(30=追手風部屋)らと連続27番取った後、豊昇龍は「努力した人間が強くなれる。我慢して乗り越えて」と笑顔で期待を語った。

 一方のダニエルは1メートル81、129キロで「日本語は難しい。でもうれしいです」と笑顔。昨年8月に米ハワイから来日したそうで、高校まではアメリカンフットボールでDT、バレーに励んだという。元武蔵丸同様、押し相撲に取り組んでいると明かした。

 他に東海大柔道部の岡田綾太朗(22)=松江市出身、高田川部屋=や、高校相撲界の強豪・埼玉栄高から共に武隈部屋へ入門した木村豪太(18)=青森県出身、宮崎虎之介(17)=高知県出身=も受検した。

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