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阿部詩「必ず出る」来年4月の選抜体重別選手権出場を明言 さらに復帰時期前倒しの可能性も

スポニチアネックス 2024年11月1日 17時6分

 柔道女子52キロ級で21年東京五輪金メダル、今夏のパリ五輪代表の阿部詩(パーク24)が1日、世界に向けて挑戦している若い音楽家やアスリートらを顕彰する服部真二賞を受賞し、東京都内で授賞式に臨んだ。受賞理由は「積極的な対戦スタイルで数々の国際大会にて優勝を飾り、高みを目指してたゆまぬ努力を続ける」で、式に臨んだ阿部は「最初に話しをいただいた時は驚き、私でいいのかなと思った。素晴らしい方たちと一緒に受賞できてうれしい」と喜びを語った。

 同賞は18年に創設され、第1回は08年北京五輪のフェンシング男子フルーレ個人で銀メダルを獲得した太田雄貴氏が受賞。その後も大賞に当たる「服部真二賞 Young Leader」受賞者には柔道男子日本代表監督の井上康生氏、競泳の池江璃花子、大リーグ・エンゼルス(当時)の大谷翔平投手、スピードスケート女子の高木美帆、体操男子の橋本大輝とそうそうたる顔ぶれが並ぶ。

 偉大な6人に肩を並べることになった阿部は、改めて「凄い方たちばかり、まだまだ頑張らないといけないなと思った。(大谷の活躍には)日本人として尊敬するし、いちアスリートとしても尊敬する」と大いに刺激を受けている様子だった。

 兄・一二三との兄妹そろっての2連覇を目指していた今夏のパリ五輪は2回戦敗退を喫し、すでに28年ロサンゼルス五輪を目指すことを宣言している。実戦復帰時期については明言していなかったが、この日は「来年の世界選手権を目指すので、選考大会にも出る」と明言。最終選考会となる4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)についても「必ず出る」と話し、調整状況次第ではさらに復帰戦を前倒しする可能性を示唆した。

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