◇明治安田J1リーグ第35節 鹿島3―1川崎F (2024年11月1日 U等々力)
鹿島が川崎Fに3―1で快勝し、中後雅喜監督(42)は就任2戦目で初勝利を挙げた。
怒とうのゴールラッシュで天敵を一蹴した。
前半10分、MF柴崎岳のクロスをMF知念慶が頭で叩き込んで先制ゴール。22年まで川崎Fで5年間プレーしたボランチが恩返しの一撃を決め、チームを勢い付けた。
同18分にはDF安西幸輝がインターセプトから左サイドを突破。ゴール前に走り込んだMF樋口雄太が折り返しに合わせ、右足で豪快にネットを揺らした。さらに同28分、右サイドバックのDF三竿健斗がペナルティーエリア外でこぼれ球に反応。狙い澄ました左足でゴール左隅に流し込み、今夏の国内復帰後初得点を決めた。
後半は集中した守備で相手の反撃をしのぎ、失点はアディショナルタイムにMF山本悠樹に許したFK弾のみ。敵地・川崎F戦は15年以来9年ぶりの白星で、10年以来14年ぶりのシーズン連勝を手にした。