男女7人組「GENIC」がグループ初の日本武道館公演を開催する。結成5周年記念日となった1日、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで行われた全国7都市を巡るホールツアーの東京公演で発表されたもの。
発表があったのはアンコール中のMC。暗転した会場のステージ後方にあるスクリーンにこれまでを振り返る映像が流れ、最後に「日本武道館決定!」の文字が映し出された。リーダーの西本茉生(26)は「100人のライブハウスから5年かけて武道館に立てます!皆さんのおかげです!」と呼びかけると、大きな拍手と歓声に包まれた。
結成当初からの目標だった。2019年の結成からこれまで、日本武道館での単独公演開催を夢に見てきた。イベントなどで同所に立ったことがあるだけに増子敦貴(24)は「7人で立つ景色を早く見てみたいです」と喜びがあふれ出た。
「TRF」や「AAA」などこれまで男女混成グループを排出してきたエイベックスのDNAを継承するグループとして2019年に結成。翌20年にアルバム「GENEX」でデビューするもコロナ下で活動は制限された。それでもひたむきに活動を続け、力を付けてきた。西澤呈(21)は「僕たちはもっともっと上を目指しているので、武道館は通過点だと思っている」と気を引き締めた。それでも1年後の大舞台に向けて「一番近い目標として武道館を最高の日にすることを誓います!」と高らかに宣言。
そのためには今日のステージから。「目の前のお客さんに楽しんで頂いて、自分たちも楽しむ」。西本の言葉に、メンバーは呼応するように磨いてきたダンスや男女混成だからこの奏でられるハーモニーで魅了。ファン2500人を前にメドレーを含む23曲を披露。
会場の隣には、約5万人を収容できる東京ドームがある。終盤のMCで増子は「絶対に東京ドームまで連れていきます!」と、武道館に続く誓いを立てた。
さらに来年2月5日に4枚目のアルバム「if」を発売することも発表。西本は「(勢いの)波を倍に、倍々にできるようにしていける勝負の年にしたい!」。早くも2025年の主役へと名乗りを上げた。