2020年以来4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いたドジャースが1日（日本時間2日）、本拠のロサンゼルスで優勝パレードを実施した。43年ぶり12度目となったヤンキースとの東西名門対決を制しての凱旋。ロサンゼルスは熱狂に包まれた。
パレードには大谷翔平投手の妻・真美子夫人、愛犬・デコピンも参加した。デコピンは背番号「17」のユニホームを身にまとい、選手や関係者の子供が頭をなでても騒がず、利口に控えている様子がSNSでも映し出された。また、球場では何度も「デコイ」コールが連呼されるなど、知らぬファンはいないほどの人気ぶりだった。
大谷と真美子夫人は3号車に乗車。沿道を埋め尽くした数えきれないファンに、デコピンと“一緒”に手を振って応えた。また、ワールドシリーズMVPのフリーマンなど選手もファンに笑顔を振りまいた。
大リーグ公式サイトは大谷と並ぶスター級の注目を集めたデコピンの特集を掲載。「パパラッチはやめてください！ドジャースのパレードでデコイが翔平の注目を奪う」との見出しでユーモアたっぷりに伝えた。
記事では「金曜午後のドジャースの優勝パレードの主役は大谷翔平だろうと思われたかもしれない。それには十分な理由がある。しかし、この時点で私たちはもっと違うと気づくべきだ。現在、ロサンゼルスで彼の愛犬デコイほどの大きなスターはいない。でも、どうかパパラッチはご遠慮ください！」とした。
また「大谷の愛犬は、ロサンゼルスのダウンタウンを通る道中でセレブ待遇を受け、多くの若いファンがこのコンビ、少なくとも犬に魅了された。大谷はパレードのバスに乗ったデコイを腕に抱え、みんなに見えるようにした。デコイは背中に自分の名前が入った背番号17のドジャースのユニホームを着て登場した」とパレード中の様子を紹介した。
さらに「昨年、大谷が2度目のMVPを受賞した際にデコイを世間に紹介して以来、この犬にとっては波瀾万丈な道のりだった。3度目のMVP受賞が間近に迫っている今、デコイが再び祝賀会に参加するかどうかは推測するしかない。それ以来、この犬は偽のパスポートを受け取り、数々の大谷のアクセサリーにその姿が描かれ、始球式を行った夜には彼自身のボブルヘッド人形が配られた。だから、このシーズンの慌ただしさの後に少し休息が必要だとしても、デコイを許してあげてほしい」とデコピンにとっても激動の1年だったとした。
記事の最後には大谷がワールドシリーズ制覇から一夜明けて自身のインスタグラムで公開した眠そうなデコピンの写真も投稿。最後までユーモアたっぷりにデコピン特集を展開した。