◇フィギュアスケート西日本選手権第1日(2024年11月2日 愛知・日本ガイシアリーナ)
男子SPが行われ、37歳の織田信成(大阪スケート倶楽部)は今季自己ベストとなる82・04点をマークして首位発進した。2位以下に6点差以上をつけ、あす3日にフリーを迎える。
今季のSP「マツケンサンバ2」に乗って4回転―3回転の連続トーループを降り、続くトリプルアクセルや後半の3回転ルッツも着氷。アップテンポな曲調に合わせて軽やかに滑り、ノーミスで演技を終えると観衆から拍手を浴びた。
かつてバンクーバー五輪に出場した織田は「膝、関節的にちょっと限界かな」という理由から、既に今季限りでの現役引退を表明している。22年11月に9年ぶりとなる現役復帰。昨季は近畿選手権を準優勝し、西日本選手権を制した。目標とした全日本選手権出場の圏内に入ったが、日本アンチ・ドーピング規程に触れたために出場できなかった。
迎えたラストシーズン。昨季は出られなかった全日本選手権の舞台に立つことを最大のターゲットとしており、その目標に向けて大きく前進した。
2位に75・32点の杉山匠海(岡山大)、3位に74・65点の三宅星南(関空スケート)が入った。