侍ジャパンの戸郷翔征投手(24=巨人)が、「プレミア12」の開幕戦となる13日のオーストラリア戦(バンテリンドーム)に先発する井上温大投手(23=巨人)に「国際大会なので、自分の投げられる球を優先してという話はしました」と助言を送ったことを明かした。
1学年下の自チームの後輩左腕が大事な初戦を任され「温大も開幕戦もいい緊張感でしょうし、その中で投げられるのは凄いうれしいことだろうし、いい経験ができると思う。“大丈夫ですかね”って言ってきたので大丈夫!と言いました」と背中を押した右腕。宮崎強化合宿ではキャッチボールのペアを組み、ウエートトレーニングやランニングなどもともに行っている。
昨年3月のWBCでも世界一に貢献するなど、経験豊富な戸郷は「相手もあんまり知らない状態で初対戦。目先を変えるとかは国際大会はしない」。自身の状態が良い球種を選択することが大事と強調し「どんな短期決戦でもいい球を選択して投げていく。温大もCS投げているし、キャッチャーがいいボールを引き出してくれるからそれ通りに投げればいい」。先発の柱として期待される右腕は「(井上に)あとは任せてくれと言いました」と頼もしかった。