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トヨタ自動車が初戦突破 新主将で4番の逢沢崚介が3安打でけん引「活気のある攻撃、守備ができた」

スポニチアネックス 2024年11月2日 18時41分

 ◇第49回社会人野球日本選手権 トヨタ自動車8ー2日本製紙石巻(2024年11月2日 京セラドーム)

 20大会連続23度目の出場となるトヨタ自動車は、初回5得点の猛攻で試合を優位に進め、5大会連続で初戦を突破した。「4番・中堅」で先発した主将の逢沢崚介外野手(28)が3打数3安打2打点。2四球を含め全5打席で出塁して打線をけん引した。

 「初回は“このボールを仕留めにいこう”っていうデータ通りのバッティングができた。チームに勢いを持ってきたのは、熊田や宮崎がポンポンって打ってくれたおかげですね」

 初回1死から新人の熊田任洋と2年目の宮崎仁斗が中前へ連打。逢沢が四球を選んで満塁とに好機を広げ、北村祥治も四球を選んで押し出しで先制点を挙げた。なおも満塁で和田佳大が左中間を破る走者一掃の適時二塁打。2死後に佐藤勇基が左前へ運び、5点のビッグイニングをつくった。

 4回には1点を追加し、なおも2死二、三塁。代わったばかりの左投手の初球を引っ張り、右中間を破る2点三塁打。リードを8点に広げ、勝敗の行方を決定づけたと言ってもいい一打だった。

 「(初球から)スイングしないと相手のピッチャーがリズムに乗る。僕が4番として積極的に仕掛けることで、後ろのバッターも振りやすいようにっていう思いも込めてやっています」

 今夏の都市対抗を最後に、長年にわたり主戦として精神的支柱としてチームを支えた佐竹功年が引退。時期を同じくして、逢沢が北村から主将を引き継いだ。佐竹不在で臨む初の2大大会だったが、不安や影響を感じさせなかった。

 「初回からしっかり活気のある攻撃、守備ができていたんで、そこは佐竹さんがいた時からしっかり継承できているかなっていう風に思います」

 次戦は中1日で4日にNTT東日本と対戦する。

 「相手じゃなくて、自分たちがやるべきことをしっかり決めて、そのプレーを遂行するっていうことだけ。あと1日ですけど、しっかり整理して試合に臨めるようにやっていきたいと思います」

 頼れる主将がどっしりとチームを引っ張る。

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