ヤンキースのゲリット・コール投手(34)が来季以降の契約を破棄したと2日(日本時間3日)、大リーグ公式サイト「MLB.com」など複数の米メディアが報じた。
コールは昨季33試合に登板し、15勝4敗、防御率2・63でサイ・ヤング賞を受賞。今季は右肘を痛めたため6月まで登板できなかったものの17試合で8勝5敗、防御率3・41。ポストシーズンは5試合に登板し1勝0敗、防御率2・17と先発陣を引っ張った。
2018、2019年の2年間にアストロズで計35勝を挙げた右腕は、2020年にヤ軍と当時FA投手としては史上最高額となる9年9年総額3億2400万ドル(当時約469億8000万円)の大型契約を結んだ。
契約は2028年までだが、5年を終えた今オフに契約破棄(オプトアウト)できる権利を持っていた。
ヤ軍側は残りの4年1億4400万ドル(約220億円)に1年3600万ドル(約55億円)を追加することでオプトアウトを無効にできるという。
また、球団はアンソニー・リゾ内野手(35)の来季契約オプションを破棄したと発表。加入4年目の今季は故障も重なり92試合で打率・228、8本塁打、35打点だった。
球団では主砲・ジャッジとともに打線をけん引したソトも今オフにFAとなる。ドジャースとのワールドシリーズには敗れたものの2009年以来、15年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、来季はメンバーの顔ぶれが大きく変わる可能性もある。