◇秋季高校野球近畿大会準決勝 東洋大姫路11―3天理(2024年11月3日 ほっと神戸)
東洋大姫路(兵庫)が天理(奈良)を11―3の7回コールドで制して決勝に進み、2007年以来17年ぶりの近畿大会優勝に王手をかけた。
今大会初先発の背番号10左腕・末永晄大(こうだい=2年)が4回1/3、4安打3失点と力投した。
直球は自己最速を2キロ更新する142キロをマーク。2、3回と2イニング連続で三者凡退に抑えるなど安定感のある投球を見せた。
「監督から“思い切って投げてこい”と言われていた。反省の多い内容だったけど、いい緊張感の中で投げられました」
同学年でプロ注目右腕の阪下漣(2年)にエース背番を譲り、「(阪下からは)“頼むぞ”と発破を掛けられています」と頭をかく。
1年秋時点で130キロだった自己最速を1年未満で12キロ更新させた急成長株。「(阪下と)高め合える関係でありたい。必死に追いかけていきたいです」と決意を新たにした。
◇末永 晄大(すえなが・こうだい)2007年(平19)6月10日生まれ、兵庫県西宮市出身の17歳。小1から段上西グリーンファイターズで野球を初めて主に外野手。中学では宝塚ボーイズに所属して投手に本格転向。東洋大姫路では2年夏に背番号14でベンチ入りし、今秋は背番号10。50メートル走6秒5。1メートル77、78キロ。左投げ左打ち。