◇第49回社会人野球日本選手権1回戦 三菱重工West1―2日本製鉄鹿島(2024年11月3日 京セラD)
7大会連続28度目出場の三菱重工Westが初戦で姿を消した。DeNAからドラフト1位指名を受けた竹田祐投手が先発し、6回を5安打2失点で敗戦投手。最速は149キロを計測した。
粘りの投球も実らず、竹田が社会人野球の選手として最後の大会を終えた。初回の先頭打者に三塁打を浴びると、2番打者にも右中間に落ちる二塁打を許し、わずか4球で失点。
「調子が悪くてっていうか…。打たれてしまって、結構、不安の中での立ち上がりだった。1点で抑えられたのはよかったかなと思いますけど、先制点を取られたんで、反省しています」
2回以降は立ち直りを見せたが、6回2死から中越えへ三塁打を打たれると、次の打者に初球を左前へ運ばれて2点目を失い、この回限りで降板した。
「三振を2つとってからの長打だった。もうちょっと慎重に行けたのかなっていう投球だったと思います」
反撃したい打線は7回1死一塁から元巨人・山下航汰の適時二塁打で1点を返すにとどまり、悔しい惜敗となった。
竹田は社会人での3年間を振り返り「いい時も悪い時もずっと先発させていただいて、成長できたので感謝しています。来年、自分がいなくなってもWestのことは見ているので、みんなには本当に頑張ってほしいなと思ってます」と話した。