◇東京六大学野球秋季リーグ戦第8週第1日 1回戦 法大2―4明大(2024年11月3日 神宮)
6回まで2安打に明大打線を封じていた法大・篠木健太郎(4年=木更津総合)が7回につかまって黒星となった。
先頭の小島に左前に運ばれ、1死二塁から榊原に右中間へ三塁打、続く宮田には初球の甘い変化球を右翼席に運ばれ3失点。ただ楽天1位の宗山には2四球に一ゴロとノーヒットに抑えた。
試合後、会見場に現れた篠木はサバサバした表情。宗山との対戦を聞かれると「1年から注目されているバッター。対戦して楽しかったし、きょうも楽しめました」と2四球には力んだ部分もあったが、内角のカットボールで一ゴロに仕留めたのは意地だろう。エースとしてチームの先頭に立ってきた。「エースとしてマウンドを守る姿を後輩に残したかった。優勝できれば一番よかったけど」と話し、150キロの速球を封印して長いイニングを投げることを優先した。来年はプロの世界に入る。「この経験を生かして成長していきたい」と前を向いていた。