元衆院議員の宮崎謙介氏(43)が3日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演し、衆院選に大敗した自民党の石破茂首相(67)について自身の見解を語った。
衆院選では、自民と連立政権を組む公明党とで過半数(233議席)を割り込む215議席にとどまり、これまでのような政権運営が困難になった。自民は国民民主党、日本維新の会に連立与党入りを持ちかけているが、固辞されている。
9月の自民総裁選で新総裁に選出された石破首相だが、否定していた早期解散へ早々に舵を切り、その結果大敗した。
宮崎氏は「私はそもそも石破さんが総理総裁になっちゃいけないと思っていた側の人間だった」と前置きし、石破首相のこうした動きについて「ブレまくるし、そもそも人は悪くないんだけど、政治家のスタンスとして、どうかと思うところがあった。それが今回集約されたような、総裁になってから今日まで、全部石破さんらしさがフルコースで出てきた気がする」と評した。
党内の出来事に厳しい目を向けることから“党内野党”と言われ、国民人気が高かった石破首相だけに、総裁就任後の変節ぶりには「石破さんらしくない」と、宮崎氏と真逆な指摘をする声も多い。
これについて、宮崎氏は「政策的なところでは石破さんらしさが出てないから、もっと思い切ってやればいいんじゃないかなという声があると思うんですけど、その思い切りがないところが石破さん」と解説。「言うだけ。行動を起こせないというところが、私も見てきましたし、近くで仕事をした人はみんな言うんで。出てますよね、めっちゃ」と付け加えた。
自民党の大敗にも、石破首相は続投へ意欲を示している。宮崎氏は「こういう結果になるのはしょうがないし、しがみつくというところも石破さんの女々しさが出ていると思う」とバッサリ切り捨てた。