◇明治安田J1リーグ第35節 広島0―1京都(2024年11月3日 エディオンピースウイング広島)
広島が京都に0―1で敗れて前節までの首位から神戸に勝ち点2差の2位に下がった。ホーム連勝は7でストップ。これまで8連勝していたJ1でのホームの京都戦は1988年11月14日に延長戦で敗れて以来の2敗目を喫した。
ミヒャエル・スキッベ監督(59)は「Jリーグが上から下まで均衡していることを証明した試合」と京都の戦いぶりをたたえた。しかし10月19日の湘南戦(●1―2)に続いて下位チームに連敗したのは痛い。「今日の負けを受け入れて、しっかり次の試合に準備する」と切り替えた。
選手も同様で主将のDF佐々木翔(35)は「自分たちが首位じゃなくなったんで、どれだけ結果を出そうが優勝のチャンスがあるかは分からない。ただ、僕たちにできることは結果を出していくこと。まだまだチャンスはある」と話し、FW加藤陸次樹(27)も「勝つことだけを考えて。引き分けはいらない」と言葉に力を込めた。
広島はこの節を終えて得失点差が+30。神戸の+22を大きく上回る。勝ち点で並べば広島が有利。残り3試合を勝ち続けて、神戸にプレッシャーをかける。