女子ゴルフの上田桃子(38)が3日、自身のインスタグラムを更新し、今季でのツアー休止を表明した。
上田は「2024年シーズンをもって、突っ走ってきた足を、一旦止めてみようと思います」と報告したもの。
また「10歳から始めたゴルフなので、私は28年間ゴルフと共に生きてきたことになります。そんな私に、これからどういう未来が待っているかわかりませんが、たくさん考えた末、次のステップへ歩き出そうと思います」とし、「いつの日かまたフラッとゴルフ場に現れるかもしれませんが、その時は笑ってお会いできたら嬉しいなと思います」とし「すべての皆様に対して、『ありがとう』の言葉以上の言葉が思いつかないので、『ありがとう』を、たくさん伝えたいです」と感謝。「残りの数試合、最後まで私らしく駆け抜けます!」と記した。
◇上田 桃子(うえだ・ももこ)1986年(昭61)6月15日生まれ、熊本市出身の38歳。9歳からゴルフを始め、熊本・東海大二高(現東海大熊本星翔高)卒業後の05年にプロテスト合格。本格デビューの06年に賞金シードを獲得し、07年に年間5勝を挙げ、21歳156日の史上最年少賞金女王に輝いた。08年からは米ツアーに本格参戦。14年以降は主戦場を日本に移した。21年の誕生日に同い年の会社員と結婚した。
【インスタグラム全文】
【「ありがとう」をたくさん伝えたい。】
プロになって今年で20年。ゴルフを大切にし、ゴルフを中心に過ごしてきました。
たくさんの方々に出会い、様々なことを学び、経験しました。チームの皆んなをはじめ、色んな方に支えていただいた20年でもあります。楽しい思い出も苦しい思い出も20年分味わうことができました。
そんな私ですが、2024年シーズンをもって、突っ走ってきた足を、一旦止めてみようと思います。
10歳から始めたゴルフなので、私は28年間ゴルフと共に生きてきたことになります。そんな私に、これからどういう未来が待っているかわかりませんが、たくさん考えた末、次のステップへ歩き出そうと思います。
昨日の自分を越える!ことを大切にしていたので、日々自分と向き合い続けることはできたかなと思っています。ゴルフのおかげで、人生をより濃く生きてこられたと思うし、何よりも、すごく好きなことを仕事にできて幸せだったんだなーと感じています。
いつの日かまたフラッとゴルフ場に現れるかもしれませんが、その時は笑ってお会いできたら嬉しいなと思います。
チームの皆んな、良いときも悪いときも寄り添ってくれて、一緒に戦ってくれてありがとう。
心強いサポートをしてくださったスポンサーさん、心から感謝しています!応援していただけることが私のパワーの源でした。本当にありがとうございました。
ファンの方々、いつも暖かい声援をくださった皆さま。皆さんのおかげで、きつい時も前を向くことができました。たくさん応援していただき本当にありがとうございました。
これまで共に戦ってきた先輩方、後輩たち、海外でも出会い戦い合えた仲間やキャディーさん方。皆んなのおかげで素晴らしい思い出ができました。ありがとうございました。
最後に、家族。1番の味方で居続けてくれたおかげで、自信がなくなる時も下を向きそうな時も、必ず這い上がる!と前を向けました。ゴルフのおかげでたくさん思い出を共有できて家族の絆がより濃くなったと感じています。本当にどんな時も支えてくれてありがとう。
残りの数試合、最後まで私らしく駆け抜けます!
すべての皆様に対して、「ありがとう」の言葉以上の言葉が思いつかないので、「ありがとう」を、たくさん伝えたいです。
ほんとうに、ありがとう。
上田桃子